北海道ウイスキーの歴史 — 1934年の余市から、今の丹丘まで
北海道ウイスキーの歴史は、1934年、竹鶴政孝が余市に蒸留所を構えたところから始まります。 スコットランド留学で学んだ技術を、スコットランドに気候が近いと判断した余市に持ち込んだ。 これが、日本におけるウイスキー造りのひとつの源流になりました。
三つの時代
1934–1980年代:確立期 余市を中心に、日本ウイスキー = スコッチ様式という型が固まった時期。 ピーテッド、石炭直火蒸留、シェリー樽熟成。北海道の気候は、この様式と相性がよかった。
1990–2010年代:停滞と再評価 ウイスキー消費が減った時代。多くの原酒が長い眠りにつきました。 この眠りが、後年「ヴィンテージ・ジャパニーズ」として世界的に再評価されることになります。
2010年代後半〜現在:クラフトの時代 厚岸(2016)、マルス北海道信濃津貫(2020)、そして丹丘蒸留所(東川町)。 小規模・地域密着・実験的 — 北海道ウイスキーは再び拡張期にあります。
丹丘蒸留所の位置づけ
私たちは、竹鶴が選んだスコットランド風の枠組みを参照しつつも、大雪山の伏流水と東川町の四季を主役に据えた造りをしています。 蒸留所見学では、この系譜と、私たちの試みの両方を見ていただけます。